Cafepedia(カフェぺディア)とはcafe+encyclopedia(百科事典)を合成したもので、「百科の学術」つまり生物や物理、文化や社会、芸術や音楽…etc様々な「科学」をキーワードに、様々な方々を語り手に迎え、知的好奇心をくすぐる様々な話題をつまみにして、おしゃれなカフェで飲み物を片手に楽しい時間をすごそうという企画です。

カフェに参加している人だけでなく、その場に居合わせたお店のお客さん全員が、「科学」の話をBGMにお酒を楽しめるような雰囲気を生み出す。科学夜話”Cafepedia(カフェペディア)”はそんな粋な空間を目指しています。

2009年1月20日火曜日

第十三夜、開催のお知らせ

正月気分もすっかり抜け、2009年を駆け抜けるエンジンもしっかり温まりました。
ということで、2009年最初のCafepedia開催です。

今回はいのちのたび博物館の宮元 香織さんを語り手に迎えて、「古墳」をテーマに開催します。
古墳・・・。
小学生のころ社会科の資料集で見た「前方後円墳」の不思議な形状に心ときめいたのを思いだします。といっても学問的にというより、UFOとか超古代文明ミステリーの路線なのですが・・・。
Cafepediaでひさびさに出会う「古墳」はどのようなときめきをもたらすのでしょうか?
今年最初の未知との遭遇にワクワクしています。日本史を復習しておこうかな・・・。

第十三夜 「草葉の陰の考古学~古墳から復元する古代日本のお葬式~」

語り手 宮元 香織さん(いのちのたび博物館)
     http://www.kmnh.jp/staff/miyamoto.html

開催日時  平成21年1月26日(月)
        18:00開場~、19:30開演~、20:30フリータイム~

開演前後の時間には語り手とのフリートークをお楽しみください。
※カフェでの飲食について
      18:00~19:00 自由に食事をお楽しみください。
      19:30~20:30 ドリンクのみご注文できます。
      20:30~    自由に食事をお楽しみください。
      飲食メニューについては後日、改めてお知らせします。
      お楽しみに!

参加費 無料(飲食については各自でお支払いください。)

場 所  「cream」
      北九州市小倉北区馬借1丁目15-8藤本ビル1F
      TEL093-533-3311
      http://www.cream-colony.com/

座席などの準備のため、事前におおよその参加人数を把握必要があるため、現段階で参加します。という方は1/23日(金)までにpost@cafepedia.net 担当 梅野 までご連絡ください。
連絡なしでも参加できますので、「急に時間が空いた!」、「今日はちょっと寄り道して帰ろうかな・・・」などなど、お気軽にご参加ください。

2009年1月14日水曜日

第十二夜 「動物となかよく暮らす方法-旭山動物園の革命児が語るニホンオオカミ絶滅の真実」

昨年の出来事となってしまいましたが、12/21(日)に2008年最後となるCafepediaを開催しました。
開催日は冬至ということで、キャンドルの灯に包まれた中での開催。いつもとは趣の異なる雰囲気に話もお酒もすすみそうです。
今回は北海道、旭山動物園で「革命児(?)」として活躍中の坂東元さんがオオカミについて語っていただけるということで、最近オオカミに興味をもつ管理人としては開催を非常に楽しみにしておりました。
いつものように開演前の腹ごしらえです。まだ会場は電気照明を点灯していますが、開演途中からは完全にキャンドルの灯と移行しました。そのため以後紹介する写真はほとんど真っ暗ですが、ご了承ください。
さて、いよいよ開演です。
日本ではオオカミはすでに絶滅した(させられた)動物です。その絶滅には文明開化がきっかけとなったということなのです。どういうことなのか?
北海道でのオオカミと人とのかかわりの話をしていただきました。
文明開化以前は北海道、蝦夷地はアイヌとオオカミは互いに自然界で生活をする仲間として共に暮らしていました。しかしながら、文明開化とともにすすんだ蝦夷地の欧米式開拓スタイルは人とオオカミを対立する存在にしてしまったのです。

きっかけは畜産です。囲い込んで飼われた馬はオオカミにとって格好の餌食となります。オオカミの住む北海道で開拓を進めるには牧畜をあきらめるか、オオカミを絶滅させるかという二者択一の選択がなされ、当時、開拓を進める人たちは当然のことながらオオカミの絶滅という選択肢を選びました。
奨励金をかけてオオカミを狩ることが行われました。その動きの中には悲しい歴史があり、開拓によりこれまでの生活を奪われたアイヌの人たちは生きていくために、これまで共に生活してきたオオカミを狩り、奨励金を得る方法を選ばざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。

第十夜の宇梶さんの話を思い出しました。これまでの暮らしを奪われ、そしてこれまでの暮らしを破壊することに自ら手を貸さざるを得ない状況に追い込まれていったアイヌの人たちの心情はどれほどのものだろう?

自分自身を否定することを他人に強要され、そして自分自身の手で自分自身を否定していく。そしてある時、失った自分自身が自分自身をなりたたせているものであることに気づき、それを取り戻そうとする決意をする。その重さが宇梶さんと握手を交わしたときに感じたやわらかな力強さだったのだとオオカミとアイヌの話を聞いたときに気づきました。


話は戻って、オオカミが馬を襲うようになった原因にはエゾシカ猟も大きく影響していたとのことです。シカ肉が売れるということで、大量のエゾシカが狩られるようになりました。エゾシカを獲物としていたオオカミにとっては獲物のエゾシカがいない、だったら馬を襲うという結果になってしまうのは必然です。オオカミが馬を襲うような生活に追い込んだのも人なのです。意図的であるかどうかは別にしても同じような状況を人と人の歴史、そして今現在世界で起こっていることにも垣間見ることができるような気がします。

人は、その時々の自身の利益を中心にこれは害獣、これは益獣と分類し、動物(自然)に接しています。その接し方は自然に対してだけでなく、人間に対しても同じようなことをしているような気がします。その価値観が、どうも人間そのものの存在を危うくしているような原因であるような気がします。

坂東さんが語ったようにどこに「豊かさ」を感じることができるのか?

世の中で語りつくされていることではありますが「豊かさ」とは、数字や金銭で図れるものではないことは明白です。それでもそこから抜け出せないのはなぜなのだろう?真っ暗な思考の迷宮にはまり込んでしまった管理人でありますが、坂東さんの話がキャンドルの灯のように、答えへと近づけてくれそうな気がしました。

お話の後はいつも通り、お酒を交わしてのフリータイムです。写真では真っ暗ですが、話は延々と盛り上がりました。その雰囲気にお酒がすすみ、ひさびさの午前様となってしまいました。

今回も非常に盛りだくさんの内容だったのですが、私の文章構成能力では、ほんの一部しか報告書で記載することができないことが残念です。このカフェペディアの雰囲気は百聞は一見にしかず、ぜひとも体験していただければと思う管理人であります。

2008年12月15日月曜日

第十二夜、開催のお知らせ

早いもので、今年最後のCafepediaの開催となりました。

しかも開催日の12/21は冬至ということで、「100万人のキャンドルナイト」http://www.candle-night.org/jp/index.htmlを開催する会場の「cream」はキャンドルの灯りでの営業となっており、普段とはまた違った雰囲気での科学夜話!また新しい世界が開けそうです。

今回は北海道、旭山動物園の副園長である坂東元さんを語り手に迎えて、「ニホンオオカミ」をテーマに開催します。

第十二夜 「動物となかよく暮らす方法-旭山動物園の革命児が語るニホンオオカミ絶滅の真実」

語り手 坂東元さん(旭山動物園副園長)
http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/zoo/genntyann/sc02_gen1.html
http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/zoo/sc02_top.html

開催日時  平成20年12月21日(日)
        18:00開場~、19:30開演~、20:30フリータイム~

開演前後の時間には語り手とのフリートークをお楽しみください。
※カフェでの飲食について
      18:00~19:00 自由に食事をお楽しみください。
      19:30~20:30 ドリンクのみご注文できます。
      20:30~    自由に食事をお楽しみください。
      飲食メニューについては後日、改めてお知らせします。
      お楽しみに!

参加費 無料(飲食については各自でお支払いください。)

場 所  「cream」
      北九州市小倉北区馬借1丁目15-8藤本ビル1F
      TEL093-533-3311
      http://www.cream-colony.com/

座席などの準備のため、事前におおよその参加人数を把握必要があるため、現段階で参加します。という方は12/19日(金)までにpost@cafepedia.net 担当 梅野 までご連絡ください

2008年12月11日木曜日

第十一夜 「霊媒師あらわる!? 解剖男流死体蘇生-遺体科学の挑戦-」

前回の開催より、一週間後の11/9にカフェペディア第十一夜を開催しました。

今回のテーマは「遺体科学」です。

生物の骨に隠された生物の進化の歴史に魅せられ、骨格標本作りにはまっている管理人にとっては「解剖男」(講談社現代新書)の著者である今回の語り手、遠藤秀紀さんにお会いし、話を聞けるのをとても楽しみにしていました。

まだ、開演前ですが、いきなりテーブル配置は遠藤さんを囲んでのお食事会モードです。
いつもは開演終了後の状況がこんな感じですが、開演前から参加の皆さん積極的過ぎです…。

いよいよ開演です。実はカフェペディアの前に、遠藤さんは到津の森公園でのイベントで二回の講演を行っており、カフェペディアでは遠藤さんにとって本日三回目のお話です。遠藤さん無理を言って申し訳ありません。

下の画像はパンダの死体です。
パンダの手には5本の指に向き合って第六の指といわれるものがあり、これを使って物をつかむとされていましたが、遠藤さんはパンダの遺体の解剖から第六の指がほとんど動かないことに気づきました。そこで、パンダの手をあらゆる角度からレントゲン撮影し、物を握る際の骨の動きを再現した結果、パンダが物をつかむために第七の指を持つことを見出したのです!

続いて、ツチブタ。ツチブタを知る人は少ないかもしれませんが、長く丈夫な爪で地面を掘り、シロアリなどを食べる動物です。さて、このツチブタの指ですが内側の指は深く折れるけど外側の指は深く折れないなぜか?

想像がつきません…。

これまたツチブタの腕の骨の動きを、ツチブタの遺体のMRI写真で再現した結果、内側の指で土をえぐり、その土を外側の指で体の外側の位置へ押しやることを一連の腕の動きで行っているのです!私のつたない文章ではわかりにくでしょうが、骨の動きをアニメーション化した映像を見せていただき、即、納得!!

と、管理人がへーっと思った話を書き上げればきりがないのですが、
「生きた動物の骨がどう動いているかの調査はほとんどされていない。」
えっそうなの?と思ったけれどもよくよく考えると動いている動物をレントゲンやMRI撮影することなんて確かに難しいことです。

管理人も骨格標本づくりから見出される生物の体のつくりの共通点や多様さに惹かれていますが、この骨格が生きているときはどのように動いているのか想像すらしていませんでした。生きものの体を支える骨は動きの源となるものです。それを知ることは、大げさに聞こえるかもしれませんが、地球上の様々な生物と自分とのつながりを知ることのような気がします。

「あらゆる遺体は知の宝庫である」と遠藤さんは講演の最初に示してくれました。「知」を求めることが人間の特性であるならば、遺体とどう向き合うべきか改めて考え、気づかされる日でした。

追記
後日、東京に行く機会があったので遠藤さんの勤務する東京大学総合研究博物館に行ってきました。これまでの博物館とは異なる古いけども新しい雰囲気を感じました。

2008年12月2日火曜日

第十夜「イランカラプテ~静江ばあちゃんが語るアイヌの「ウフフ話」~」

11/2にカフェペディア第十夜を開催しました。
二桁に突入のカフェペディア、今夜はどんな展開になるのでしょうか?
今回は素敵なポスターも作成されました。
夕闇にスポットライトで照らされるフクロウのイラストがなかなかです。

 このポスターのフクロウは、今回の語り手であるアイヌの詩人であり、古布絵作家でもある宇梶静江さんの作品である古布絵「シマフクロウとサケ」の表紙です。

古布絵とは古い布にアイヌ刺繍をほどこしてたもので、宇梶さんの作品ではアイヌの伝承話が描かれています。


 今回のテーマは「アイヌの”ウフフ話”」?ウフフ話とは何…事前確認によると”猥談”だということです。カフェペディアで”猥談”、十夜にして新しい領域に突入です。カフェペディアってなんでもありですね。

いつものように会場をセッティングしていたのですが、開始早々、自称35歳(実際は70うん歳)の宇梶さん「みんながこっちを見るからドキドキして話せないよー。」

ということで、急遽、イスを車座にセッティング変更!カフェペディア、またもや新しい展開です。

それではウフフ話を…。が、宇梶さん「話そうと思って話す話じゃないよー。」

確かにそうです。いきなり猥談をはじめられても、正直戸惑ってしまいます。

今まで気づきませんでしたが、観客と同じように語り手も緊張するのです。語り手と一体となって語りの場を作り出していくことがカフェペディアに必要なことだと感じました。

車座になって、お酒と会話を交わしながら、ぽつりぽつりと話は広がっていきました。

アイヌの歴史、差別されることで伏せてきたアイヌの文化、関東での生活を経てアイヌであることを表現できるようになった宇梶さん自身の心の変化・・・

アイヌにとっての猥談、性というもののあり方も語っていただきました。アイヌの村落ではみんなが囲炉裏を中心にして語り合うそうです。猥談はそのコミュニケーションの流れの中で語られるものだそうです。

囲炉裏を囲んで大人は猥談で盛り上がり、傍らで子どもたちは遊んでいる。そんな中で現代のように隠されてゆがんだ”性”ではなく、自然なものとしての”性”のあり方を身に着けていく。

こんな話を聞いて、自然とともに生きるということは、単に生きる糧を自然から得て暮らす生活ということだけではなく、”生きる”こと全てを自然なこととして理解していくことではないだろうかと思いました。

講演(?)終了後は囲炉裏端でのお話に少し近づけたような気がします。


最初に紹介した古布絵、宇梶さん62歳にしてはじめたそうです。新しいことをはじめるにはきっかけとなる好奇心とそれを続けるエネルギーが必要です。年齢に関係なく、人間はそれを持ち続けることができる。

帰り際に宇梶さんと握手を交わしたとき、その手はやわらかな力強さを感じました。握手をしてそのような感覚を得た方は初めてです。何か熱いエネルギーが自分にも流れ込んでくるような気がしました。

2008年11月2日日曜日

第十一夜、開催のお知らせ

本日は第十夜の開催日です。
このお知らせをアップしている段階では、まだ十夜の語り手である宇梶さんにはお会いしていません。かなりパワフルな方だということで、今から夜に向けての体調管理(?)に勤めています。

さて、11月は二週連続!11月9日(日)に開催します。
第十一夜となるCafepediaのテーマは「遺体科学」!
語り手は、解剖男こと、遠藤秀紀さんです。

遺体科学というと海外ドラマの「CSI:科学捜査班」や「BONES-骨は語る-」などを連想される方が多いと思います。が、遠藤捜査官(?)は遺体から犯人を捜すのではなく、動物の遺体の解剖を通じて、生命の進化のなぞを解き明かす名捜査官です。

かくいう管理人も実は体に秘められた生命の進化の歴史に魅せられ、「ほねっこ倶楽部」なる活動を行っていますが、今回のCafepediaで「解剖男」として自らが覚醒してしまうのを恐れてつつも、非常に楽しみにしています。

第十一夜 「霊媒師あらわる!? 解剖男流死体蘇生-遺体科学の挑戦-」

語り手 遠藤秀紀さん(東京大学総合研究博物館教授)
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/endo/
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/endo/endo/

開催日時  平成20年11月9日(日)
        18:00開場~、19:30開演~、20:30フリータイム~

開演前後の時間には語り手とのフリートークをお楽しみください。
※カフェでの飲食について
      18:00~19:00 自由に食事をお楽しみください。
      19:30~20:30 ドリンクのみご注文できます。
      20:30~    自由に食事をお楽しみください。
      飲食メニューについては後日、改めてお知らせします。
      お楽しみに!

参加費 無料(飲食については各自でお支払いください。)

場 所  「cream」
      北九州市小倉北区馬借1丁目15-8藤本ビル1F
      TEL093-533-3311
      http://www.cream-colony.com/

座席などの準備のため、事前におおよその参加人数を把握必要があるため、現段階で参加します。という方は11/7日(金)までにpost@cafepedia.net 担当 梅野 までご連絡ください

2008年11月1日土曜日

第十夜のカフェペディアメニューです。

18:00開場~19:00開演までの間のカフェペディアメニューの発表です!

ディナーセット \1250(1drink、プチサラダ付)3種類よりお選びください。
・関門海峡たこのラグーとエリンギのパスタ
・ソーセージとじゃがいものグラタン(バケット付)
・キーマカレー

ケーキセット \750(1drink付)
・キャラメルチーズケーキ
・クルミのガトーショコラ
・もっちり紫咲米プリン
・抹茶のシフォンケーキ

これ以外のお客様はドリンクのみのオーダーとなります。
また、19:00~20:30の時間帯はドリンクのみのオーダー、講演終了後は通常メニューとなります。