Cafepedia(カフェぺディア)とはcafe+encyclopedia(百科事典)を合成したもので、「百科の学術」つまり生物や物理、文化や社会、芸術や音楽…etc様々な「科学」をキーワードに、様々な方々を語り手に迎え、知的好奇心をくすぐる様々な話題をつまみにして、おしゃれなカフェで飲み物を片手に楽しい時間をすごそうという企画です。

カフェに参加している人だけでなく、その場に居合わせたお店のお客さん全員が、「科学」の話をBGMにお酒を楽しめるような雰囲気を生み出す。科学夜話”Cafepedia(カフェペディア)”はそんな粋な空間を目指しています。

2010年3月16日火曜日

お知らせ 第二十七夜開催!

今回のカフェペディアのテーマは「洞窟」!
ある時は大阪経済法科大学客員教授、またある時は福岡女子大学人間環境学部非常勤講師、そしてその実態はカマネコ探検隊の隊長である浦田健作さんを語り手に迎えての開催です。

「洞窟」と言えば「探検」というイメージが真っ先に浮かぶ私ですが、今回も開催に先立ち打ち合わせと称して浦田さんに「洞窟」の話を伺い、そのイメージが大きく広がりました。「洞窟」ってただの穴ではありません。文学的に言えば、「地球のあらゆる営みによりつくられる芸術作品」(いまいちでしょうか・・・)です。文学センスのない私にそう言わしめるほど、私の「洞窟」観が変わりました。

少々、大げさに聞こえるかもしれませんが、今回のカフェペディアで「洞窟」の世界に触れた方はきっと平尾台に探検に行きたくなるはずです。お楽しみに!

第二十七夜 「洞窟学のススメ~地下に広がる未知の世界~」

語り手 浦田 健作さん
  (大阪経済法科大学地域総合研究所客員教授、福岡女子大学人間環境学部非常勤講師(地学)、カマネコ探検隊隊長)
     http://members3.jcom.home.ne.jp/kamaneko/index.html

開催日時  平成22年4月2日(金)
        18:00開場~、19:30語り手の話~、20:30フリータイム~

「語り手の話」前後には語り手とのフリートークをお楽しみください。

※カフェでの飲食について
      18:00~19:00 自由に食事をお楽しみください。
      19:30~20:30 ドリンクのみご注文できます。
      20:30~    自由に食事をお楽しみください。
      飲食メニューについては後日、改めてお知らせします。
      お楽しみに!

参加費 無料(飲食については各自でお支払いください。)

場 所  「cream」
      北九州市小倉北区馬借1丁目15-8藤本ビル1F
      TEL093-533-3311
      http://www.cream-colony.com/

座席などの準備のため、事前におおよその参加人数を把握必要があるため、現段階で参加します。という方は3/31日(水)までにpost@cafepedia.net 担当 梅野 までご連絡ください。

連絡なしでも参加できますので、「急に時間が空いた!」、「今日はちょっと寄り道して帰ろうかな・・・」などなど、お気軽にご参加ください。

報告書 第二十六夜「最新恐竜学!きほんの『き』」

3月3日(水)に国立科学博物館の真鍋真さんを語り手に迎え、「恐竜」をテーマにカフェペディア第二十六夜を開催しました。

今回は「恐竜」がテーマということで、親子連れの参加者も多数ありました。


というより子どもが親を連れてという表現の方が正しいでしょうか、食事を楽しむ親を後目に語り手の真鍋さんと語り合う子どもの姿・・・。夜のカフェでは普通は見られない、カフェペディアならではの光景です。大人でも子どもでも「知る」を楽しむ人ならカフェペディアの参加者です。

自慢の化石を片手に子どもが真鍋さんの所に集まります。

普段も語り手の方には語りの時間前に会場に来ていただき、参加者との会話と食事を楽しんでいただくようにしているのですが、大人の参加者の場合、語りの時 間前に初対面の語り手の方と積極的に会話をする様子はあまりありません。が、子どもたちは初対面だから・・・といったことは全く意に介していません。「知 りたい」という欲求を前面に出して語り手との会話を楽しんでいます。カフェペディアという場の楽しみ方を子どもたちに教わったような気がしました。

ただし、語り手の方にもcreamの美味しい食事を楽しませてあげてくださいね。

さて、語りの時間スタートです。
会場は・・・超満員!いや会場のキャパを越えています。
ざっと50~60名でしょうか。立ち見&立ち食事。かなり窮屈な状況になってしまいました。

まずはクイズ、
首長竜や翼竜は恐竜だ。○か×か?
会場の答えは半々です。正解は×です。
ならば恐竜とは何ぞや?
爬虫類はひじ、ひざが横に張り出しますが、恐竜はひじやひざが体の真下につきます。恐竜は直立歩行をするということです。

えーっ、なんでそんなことがわかるの?
という疑問を見透かしたように、真鍋さんは恐竜の足跡の化石のスライドを見せ、つま先がまっすぐに並んで足跡がついていることがその理由の一つであることを身振り手振りを交えて説明していただきました。

それでは化石、すなわち骨だけを見て恐竜か恐竜でないかどうやって見分けることができるのか?
腰骨の大腿骨が接続する部分に穴があるとしっかり足が入るということで直立歩行をしていたいきもの、すなわち恐竜であるということがわかります。この腰骨の穴がしっかりしていないと足が横に張り出していたということで恐竜ではないということになります。
文章だけではわかりにくいですよねー。やはり真鍋さんの説明のように身振り手振りがあるとすごくわかりやすいです。動物のことを説明するのですから、同じ動物である人間が動きを実演するのが一番わかりやすいということでしょうか。

さらに隕石による恐竜絶滅説に対する最新研究の話、最初に見つかった化石の解釈仕方のせいでオビラプトル(タマゴどろぼう)という名前をつけられた恐竜が実は雄雌で卵をしっかりと抱いて育てる面倒見のよい恐竜であることがわかるまでの、汚名返上のストーリーを、様々な化石発見とその化石から謎が解かれていく過程を推理小説のように論理的に語っていただきました。

そのオビラプトル汚名返上ストーリーの中ででへーっと思ったのは化石として残った骨から雄雌を見分ける方法の話です。
現在のニワトリの骨を調べると産卵期の雌のニワトリの骨には卵の殻をつくるために中空部分にカルシウムがたまっています。これを応用すると骨の中空部分にカルシウムがたまっている化石は産卵期の雌の恐竜であるということがわかるのでは!・・・しかし、産卵期でない場合は雌でも骨にカルシウムがたまっていないので雄か雌か判別がつかない・・・。残念。

過去の生きもののことを調べるには直接的な手がかりは化石しかありません。しかし、この手がかりから謎を解くヒントは現在の生きものの体に詰め込まれています。恐竜を知るには生きものの中でも体の構造が最もよく研究されている人間の骨を勉強するそうです。そこでピンときました。真鍋さんのお話はすごくわかりやすいのですが、なぜだろうと話を聞きながら考えていましたが、真鍋さんの解説には必ず身振り手振りがあります。


きっと真鍋さんは恐竜のことを考える際に最も理解されている人間の体、その中でも最もわかりやすい自分の体をああでもない、こうでもないと動かしてみながら、恐竜の体の構造を考えていているのではないだろうか?だから様々な恐竜の話をされるときにその思考プロセスが言葉だけでなく体でも表現されることで聴き手はすごくわかりやすく感じるのではないのだろうか。
恐竜研究は体で考える研究、研究室で恐竜の骨を前に踊るように体を動かしている真鍋さんを想像していました。(勝手な想像を膨らませて申し訳ありません。)

さらに最近の真鍋さん一押し恐竜、ラプトレックスとアンキオルニスの話です。
まずはラプトレックス。
有名なティラノサウルスは頭でっかちで手が短い巨大な恐竜ですが、なぜ頭でっかちで、手が短くなったのか?これまでは巨大化するにつれて、大きな獲物をとるために頭を大きくし、その分、手を短くすることで二足歩行時のバランスをとるようになったのだとされていました。しかし、最近発見されたラプトレックスは小さい体ですがすでに頭でっかちで手が短いというスタイルで、実はティラノサウルスは体が巨大化する前からそのスタイルの方向性が定まっていたのではないかと考えられているそうです。

アンキオルニスは始祖鳥とミクロラプトルをつなぐ存在として注目されています。
最古の鳥といえば始祖鳥なのですが、前足だけでなく後ろ足にも羽毛のあるミクロラプトルという羽毛恐竜がいます。このミクロラプトルは始祖鳥よりも新しい時代に化石が出ており、より鳥らしい始祖鳥よりも新しい時代に後ろ足にも羽毛があるミクロラプトルが出てくるのはおかしいという意見があったそうです。しかし、今回でたアンキオルニスはミクロラプトル同様、後ろ足にも羽毛があり、しかも始祖鳥よりも古い時代に化石が出たということで、始祖鳥とミクロラプトルの共通祖先ということでこれまでの始祖鳥とミクロラプトルの時代的な整合性をつなぐ存在となっています。
しかし、アンキオルニスの化石のすごいところはそれだけではありません。化石の羽毛の部分にある粒子を電子顕微鏡でみると現在の鳥の羽毛で見られるメラニン色素の痕跡であることがわかりました。そこでメラニン色素の形、大きさ、密度などを現在の鳥と比較して色を再現してみると・・・
こんな感じだそうです。このカラフルさにも驚きですが、きちんとした根拠に基づき色を再現することができるという点が感動です。
おそらく、また新しい化石が出てくれば、もしかするとこの着色もかわるかもしれません。私が子どもの頃の恐竜図鑑の恐竜はみんな尻尾を地面に引きずっていて、地味な色でした。今、書店に並ぶ恐竜図鑑の恐竜たちは尻尾をぴんと水平にして行動的な姿で描かれています。新しい発見があるごとに恐竜の姿は変わっていきます。過去は変えられないとよく言いますが、今が変わるにつれて過去もどんどん変わっています。科学技術は日進月歩で進み未来を変えていくと言われますが、恐竜学の世界は日進月歩で過去を変えていると思います。未来も過去も今を生きる我々がつくっている。などとまた変な方向へと思考が進んでいってしまいました。

語りの時間後はもちろん夜更けまでフリートークです。

語りの時間に様々な子どもたちが塗り絵をした恐竜の絵を紹介していただきましたが、その一つ一つにコメントを書かれていたのには驚きました(恐竜がおしっ ことうんこをしている絵に、恐竜は爬虫類の仲間だからおしっことうんこは同じところからでるんだよ。とコメントされているのには感動しました)。
フリートークで交わされた様々な疑問に対しても真鍋さんは深い引き出しで、明快に、時にはともに考えつつ答えていただきました。
気づくとあっという間に日付が変わる時刻になっていました。

最後にカフェペディア語り手経験者の記念撮影ということで、第八夜の薮本さん、第十七夜の黒河さん、今回の真鍋さんのスリーショットです。(実はこの撮影のちょと前まで第二十五夜のゴドレールさんもいらっしゃいました。もう少しはやく撮影を思いついていればフォーショットだったのに・・・)。

語り手も聴き手として集まるカフェペディアという場がなんだかいい感じだなーという気がした夜でした。

最後に今回参加してくださった方々へお詫びさせていただきます。今回は予想を大幅に上回る参加者で、会場の運営がうまくいかず、ここちよい空間を提供できなかったことをお詫びします。今回の経験を今後に活かし、運営を工夫していきますので、またカフェぺディアに遊びにきてください。

2010年3月11日木曜日

報告書 第二十五夜「ロボットはサッカーができるか?~ロボット工学の挑戦~」

報告が遅れてしまいました・・・。
2月23日(火)に二周年となる第二十五夜のカフェペディアを北九州市立大学のゴドレールイヴァンさんを語り手に迎えて開催しました。

二周年、しかも二十五回も続くなんて・・・なぜだろう?ふと考えてみました。

カフェペディアが「面白い」と感じているからです。

それじゃあ何が「面白い」のだろう・・・。

毎回のテーマ、そこから広がる様々な世界、いろいろな人との会話、深まる自身の思考・・・。私自身が「面白い」と感じることはいろいろあります。しかし、その「面白さ」はカフェペディアに集まる人それぞれで異なるでしょう。

それぞれの人が自分自身の感じる「面白さ」を発見できる。そしてその発見は各回の語り手が伝えてくれる語り手自身が感じている「面白さ」に触れることで、語り手の「面白さ」と聴き手の「面白さ」が反応して、また新しい「面白さ」が聴き手自身の中に生まれる。
うーん、わかりにくい・・・。
簡潔に言えば、”「面白さ」の連鎖反応による無限増殖!”(余計わかりにくい?)

それを可能にしているのは何か?
この報告書に掲載する写真を整理しながら気づきました。

語り手の方と参加者の距離(空間的、心理的)の近さでしょう。

語りの時間の前ですが、語り手と参加者の会話が生まれます。

演壇の上に立つ講演者でもなく、ブラウン管(今は液晶か)越しに見るTV出演者でもなく、文章越しに感じる著者でもなく、目の前にいる人との会話。これこそが「面白さ」を生んでいるのだ!二周年にして初めて気づきました。このカフェペディアの雰囲気は今後も大切にしていきたいと思います。

いつもは報告書の最後の方で脱線するのですが、今回は最初に脱線してしましました。申し訳ありません。

それでは、ゴドレールさんによる「ロボット」をテーマにしたお話から発見した「面白さ」を報告します。
ゴドレールさんはスロヴェニア共和国出身です。といっても日本には20年以上いらっしゃいます。ゴドレールさんが大学で教えている学生よりも日本歴が長いのです。しかも、ゴドレールさんは学生時代に初めて来日し、ヒッチハイクで日本中を巡った経験の持ち主、そんじょそこらの若者よりも日本を知り尽くしています。そんなゴドレールさんを前にして、私はゴドレールさんの出身国、スロヴェニア共和国のことを何も知りません・・・。話はスロヴェニア共和国の紹介からスタートしていただきました。

その中でも私自身の中で「へーっ」ボタン(古いでしょうか?)が連打されたトピックスを一つ紹介します。北九州市にも広がるカルスト地形と鍾乳洞。スロヴェニアは鍾乳洞がたくさんあり、カルスト地形の「カルスト」はスロヴェニアの地名に由来しているそうです。

いよいよ「ロボット」です。まずはロボットの歴史から。
「ゴーレム」。TVゲームでよく登場します。もともとはユダヤ教のお話に出てくる人間の命令通りに動く土人形です。
続いて「フランケンシュタイン」。これも有名ですね。フランケンシュタイン博士が作った人造人間です。
そして日本でロボットと言えば「鉄腕アトム」。


ここまで紹介されてふと気づきました。「ロボット」とは人間の姿形にそっくりで人間の命令を聞く存在としてイメージされてきたのでは?
現実社会で現在活躍しているのは産業用ロボットです。しかし、私自身のイメージでは、産業用ロボットは「ロボット」というイメージではなく「機械」というイメージです。
なぜか?人間の命令、というかプログラム通りに動きます。しかし、姿形は人間にそっくりではありません。ここが私にとっては産業用ロボットに「ロボット」というイメージが感じられない点です。
気になったので「ロボット」という言葉を調べてみました。

広辞苑によると
①複雑精巧な装置による人工の自動人形。人造人間。
②一般に目的とする操作・作業を自動的に行うことのできる機械または装置。
③他人に操縦されて動く人。傀儡。

wikipediaによると
1.ある程度自律的に連続した自動作業を行う機械。
2.人に近い形および機能を持つ機械。

これから判断するとやはり産業用ロボットはロボットです。
姿形が人間らしくないとロボットだと思えないのは鉄腕アトムの影響でしょうか?
しかし、やはり人が人型のロボットに感じるイメージは特別なのではないかとその後に紹介されたロボカップの試合VTRに対する会場の反応を見て思いました。


ロボカップとは「2050年、人型ロボットでワールドカップ・チャンピオンに勝つ」を目標に、

シュミレーションリーグ(コンピュータゲームのような感じで、仮想空間上で人工知能の選手がサッカーをします。)、

小型ロボットリーグ(チーム全体をコントロールするコンピュータが、各ロボットを操作し、サッカーをします。このロボットは小さい車両型で、かなりのスピードでちょこまかと動きます。)、

中型ロボットリーグ(自立型のロボットがそれぞれ状況を判断し、サッカーをします。これも車両型ですが結構大きいので迫力があります。ゴドレールさんが参加しているチーム「ひびきのむさし」はこのリーグで活躍しています。)、

四足ロボットリーグ(ご存知、sonyの犬型(?)ロボットAIBOを使ってサッカーをします。)、

ヒューマノイドリーグ(二足歩行のロボットがサッカーをします。)、

ロボカップレスキュー(仮想空間で、レスキュー活動を競います。サッカーはしません。)、

ロボカップジュニア(子どもたちがつくったロボットがサッカーをします。)

など様々なジャンルに分かれてロボット大会が開かれています。ロボカップはこうした大会を通じて切磋琢磨し、技術開発を進めていこうという取り組みです。

最初に紹介されたVTRは小型ロボットリーグです。
かなりのスピードで無駄なく動き、ボールをはじいてパスをし、ゴールする様子は、サッカーをしているというよりも産業用ロボットが自動車を製造している様子を見ているのと同じような感じを受けました。

続いてのVTRは四足ロボットリーグです。犬型のロボットがヨチヨチと歩きまわり、ボールと戯れる様子はとてもサッカーとはいえないのですが、小型ロボットリーグを見て感じるものとは違い、ハイハイしている赤ちゃんをほほえましく見守っている感じがしました。会場のからもほほえましいものを見たときの笑い声が出ていました。

そして次はヒューマノイドリーグです。二足歩行のロボットがサッカーをしていますが、これも四足ロボットリーグと同じく、とてもサッカーではありません。歩きがぎこちない。ボールを蹴ろうとしてボールの上にのってしまいこける。何もないところでこける。これが本当のサッカーの試合だったらひどいものです。しかし、一番会場から声が上がったのはこのリーグのVTRでした。ロボットがこけるたびに「あっ!」という声があがります。と、私も「こける」という表現を使ってしまっていますが、ロボットなのですから「こける」ではなく「倒れる」という表現でもいいはずなのですが、なぜか、二足歩行のロボットが倒れると「こけた!」と思い、さらにはこけた「痛み」まで感じたような気がして、思わず「あっ!」という声が出ます。


そして中型ロボットリーグですが、これはロボットのスピードもあり迫力があるのですが、「へーっ」、「おーっ」という感じはするのですが、ロボットの感覚の共有という点ではヒューマノイドリーグの試合には及びません。

現在、それぞれのリーグで活躍するロボットのVTRを見ましたが、正直言って「とても人間とサッカーなんてできないよなー」と思います。しかしながら、すべてのリーグに参加するロボットたちの技術開発が進み、その技術が統合された時、ロボットと人が対等に試合ができるようになりそうな気がします。

ゴドレールさんはさらに加えて、人間と一緒にサッカーをする。さらには人間と一緒の環境で存在するには動きのやわらかさが必要だと考え、歯車を使わないロボットの機構の研究開発もされています。手だけのロボットですが、実際の生物のように腱をひっぱり間接を動かすので歯車のようにがっちりした動きではなく、やわらかな動きができます。



様々なロボットを紹介していただきましたが、四足ロボットやヒューマノイドロボットのVTRの際に会場からおもわず出た声のように、ロボットという存在に感覚の共有感を期待してしまうのは、なぜなのだろう?いったい人間に似た機械に何を求めているのだろう?と思いました。

どこで聞いた言葉かは忘れましたが、「ロボットを研究するには人間を研究しなければならない」そうです。これを裏返せばヒューマノイドロボットの研究は人間とは何か?という問いを研究しているのかもしれません。「人間とは何か?」その問いは手法は全く違いますが哲学の世界でも問い続けられていますし、生物学や化学、物理学、文学、音楽・・・様々な分野で問い続けられている共通の問いであるような気がします。

いや、こういった学問の世界だけではなく我々の日々の生活の中で「何のために生きているのだろう?」などとふと思ってしまうのは、人間が自分自身の存在がなんであるかを知りたがる生き物であるからかもしれません。第二十二夜でチンパンジーが自分を認識できるか?と話題がありましたが、鏡を見て自分を認識するという技術も人間が自分自身の存在を知りたいと考える中で発明した技術なのかもしれません。

その他にも人工知能や学習ということについて話を伺いました。
現在の人工知能はある課題に対して最適解を見つけることはできるが、その課題が変わると全く対応できない。つまりチェスができる人工知能でもサッカーはできないということです。そこが人間と根本的に異なっている部分だあり、人工知能が到達できない部分だそうです。

ゴドレールさんがなぜロボット工学をやっているのか?その面白さは?という質問に対し、「ロボットをやれば機械も電気もソフトウェアもいろいろできる。一つの分野だけをやりたくはない」と答えていただきました。この答えこそが人工知能と人間の差を生む原動力だと感じました。

語りの時間後は、恒例のフリートークの時間です。


いつもながら話はいろいろな方向に広がります。その中で驚き(?)の事実が明らかになりました。第八夜で語り手をつとめていただいたいのちのたび博物館の藪本さん(カフェペディアの常連です)とゴドレールさんが偶然(?)にもナマケモノの二間接筋をテーマにしたシンポジウムに参加していたということで、ロボットがテーマのこの夜になぜかナマケモノの二間接筋はすごいという話で盛り上がっていました。二周年にふさわしくそれぞれの「面白さ」が新しい「面白さ」を生んだ夜でした。

またもや、長文でまとまりのない報告書となってしましましたが、これがカフェペディアの報告書の特徴だということでご了承ください。

2010年3月3日水曜日

二十六夜のカフェペディアメニュー

18:00開場~19:00開演までの間のカフェペディアメニューの発表です!

●ディナーセット \1250(1drink、プチサラダ付) 3種類よりお選びください。
・海老煮込みカレー
・ベーコンとホウレン草のトマトソースパスタ
・チキンと春野菜のクリームシチュー(バケット付き)

●デザートセット \750(1drink付)
・栗のパウンドケーキ
・クルミのガトーショコラ
・バナナのチーズケーキ

これ以外のお客様はドリンクのみのオーダーとなります。また、19:00~20:30の時間帯はドリンクのみのオーダー、講演終了後は通常メニューとなります。

2010年2月25日木曜日

お知らせ 第二十六夜開催!

第二十五夜の知的興奮も冷め遣らぬうちに第二十六夜の開催です! (まだ、第二十五夜の報告書もできていません・・・)

前回のテーマ科学技術の最先端「ロボット」から時代は全く逆にさかのぼり、今回のテーマは「恐竜」! 語り手を務めていただくのは国立科学博物館の真鍋真さんです。 国立科学博物館は私が東京に行った際に必ず寄る場所です。何度行っても新しい発見があり、ワクワクする空間です。

私が子どもの頃、「ロボット」とともに熱中したのが「恐竜」です。
もちろん今でも博物館で恐竜化石を見るとワクワクするのですが、子どものころとは違ったワクワク感です。子どもの頃は「恐竜、かっこいい!」という興奮でしたが、今、恐竜たちを見て感じるのは「生き物としてのつながり」です。自分自身も含めた現生の生き物たちとのつながりを発見すると恐竜がとても身近で魅力的な存在に感じられます。

今回のカフェペディアでさらに新しい「恐竜」の魅力を発見することができそうで、非常に楽しみにしています


第二十六夜 「最新恐竜学!きほんの『き』」

語り手 真鍋 真さん
     (国立科学博物館 地学研究部 研究官)
     
http://www.kahaku.go.jp/research/researcher/researcher.php?d=manabe

     http://www.kahaku.go.jp/news/apato/apatosaurus/staff/kenkyu.html 

開催日時  平成22年3月3日(水)
        18:00開場~、19:30語り手の話~、20:30フリータイム~

「語り手の話」前後には語り手とのフリートークをお楽しみください。

※カフェでの飲食について
      18:00~19:00 自由に食事をお楽しみください。
      19:30~20:30 ドリンクのみご注文できます。
      20:30~    自由に食事をお楽しみください。
      飲食メニューについては後日、改めてお知らせします。
      お楽しみに!

参加費 無料(飲食については各自でお支払いください。)

場 所  「cream」
      北九州市小倉北区馬借1丁目15-8藤本ビル1F
      TEL093-533-3311
      
http://www.cream-colony.com/

座席などの準備のため、事前におおよその参加人数を把握必要があるため、現段階で参加します。という方は3/1日(月)までに
post@cafepedia.net 担当 梅野 までご連絡ください。

連絡なしでも参加できますので、「急に時間が空いた!」、「今日はちょっと寄り道して帰ろうかな・・・」などなど、お気軽にご参加ください。


2010年2月22日月曜日

第二十五夜のカフェペディアメニュー

18:00開場~19:00開演までの間のカフェペディアメニューの発表です!

●ディナーセット \1250(1drink、プチサラダ付) 3種類よりお選びください。
・キーマカレー
・菜の花とブロッコリーのパスタ(アンチョビソース)
・ポテトとかぼちゃのコロッケプレート

●デザートセット \750(1drink付)
・紅茶のパンナコッタ
・栗のパウンドケーキ
・クルミのガトーショコラ・キャラメルチーズケーキ

●3種のカナッペプレート \1100(1drink付)・鶏レバーペースト・ロースハムのムース・スモークチーズとクリームチーズ※プレートのみご注文のの場合 \750


これ以外のお客様はドリンクのみのオーダーとなります。また、19:00~20:30の時間帯はドリンクのみのオーダー、講演終了後は通常メニューとなります。

2010年2月15日月曜日

お知らせ 第二十五夜開催!

2008年2月にスタートした科学夜話Cafepediaですが、なんと今月の開催で二周年です!

「えっ、もう!」というのが正直な感想です。

この科学夜話Cafepediaは、運営組織とか企画会議などというものもなく、毎回の語り手を囲んでのフリートークの時間に飲み食いしながら、「次はどうしよっか?」「こんな面白い人がいるよ!」といった雰囲気で続いてきました。まさに人と人のつながりで続いている空間です。

全くの手弁当で語り手を引き受けていただいたみなさん(←世話人のやや強引なお願いを聞いていただいております・・・)、いつ開催されるかわからないにも関わらず遊びに来てくださる聴き手のみなさん(←いつも開催告知がギリギリで申し訳ありません・・・)、美味しい食事と素敵な空間を提供していただいているcreamのスタッフのみなさん(居心地が良くて、閉店時間を過ぎても居座ってしまうことも・・・)、多くの方々がCafepediaという”場”でつながり、そしてまた新しい”場”が広がっていく。人と人のつながりがある限り、これからも続いていく”場”だと思っています。

今回もそんなつながりで出会うことができた北九州市立大学のゴドレール イヴァンさんを語り手に迎え、「ロボット」をテーマに開催します。

「ロボット」です!ロボット研究者に会えるなんて!子どものころロボットアニメにどっぷりつかっていた私にこんな日が来るなんて思っても見ませんでした。

実は先日、ゴドレールさんの研究室に訪問しました。いろいろな研究の話をうかがうとともにロボットの様々な動きを実際に見せていただきました。最近、テレビなどでよくロボットを見ますが、実際に目の前で動くロボットは迫力があると同時に何だか不思議な感じがしました。私はちょっとお先に大興奮させていただきましたが、今回も刺激的な夜になること間違いなしです。ゴドレールさんは日本語でお話されます。

第二十五夜 「ロボットはサッカーができるか?~ロボット工学の挑戦~」

語り手 ゴドレール イヴァンさん
     (北九州市立大学国際環境工学部情報メディア工学科教授)
     http://www.kitakyu-u.ac.jp/env/subject/d-media/Godler_Ivan/

開催日時  平成22年2月23日(火)
        18:00開場~、19:30語り手の話~、20:30フリータイム~

「語り手の話」前後には語り手とのフリートークをお楽しみください。

※カフェでの飲食について
      18:00~19:00 自由に食事をお楽しみください。
      19:30~20:30 ドリンクのみご注文できます。
      20:30~    自由に食事をお楽しみください。
      飲食メニューについては後日、改めてお知らせします。
      お楽しみに!

参加費 無料(飲食については各自でお支払いください。)

場 所  「cream」
      北九州市小倉北区馬借1丁目15-8藤本ビル1F
      TEL093-533-3311
      http://www.cream-colony.com/

座席などの準備のため、事前におおよその参加人数を把握必要があるため、現段階で参加します。という方は2/21日(日)までにpost@cafepedia.net 担当 梅野 までご連絡ください。

連絡なしでも参加できますので、「急に時間が空いた!」、「今日はちょっと寄り道して帰ろうかな・・・」などなど、お気軽にご参加ください。